疾病予防中エビデンス
メタボリックシンドローム
中Evidence Level
結論
メタボリックシンドロームに対しては、生活習慣改善(地中海食・DASH食などの食事療法、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせ)が第一選択治療として確立している。体重5-10%の減少により血糖値、血圧、脂質プロファイルが有意に改善する。薬物療法(GLP-1受容体作動薬、メトホルミン)や減量手術は生活習慣改善が不十分な場合の有効な選択肢である。
効果と効果量
生活習慣改善により体重2-9%減少、HbA1c 0.1-0.6%改善、血圧4-13mmHg低下。地中海食で中性脂肪・LDLコレステロール改善、HDLコレステロール上昇。運動により心肺機能向上、体脂肪1.5-3%減少、筋肉量2.7%増加。GLP-1受容体作動薬で体重10-18%減少。間欠的断食で体重2.8kg、体脂肪3kg減少。
推奨用量・プロトコル
食事療法:地中海食またはDASH食を基本とし、カロリー制限(1日1200-1800kcal)。運動:週150分以上の中強度有酸素運動+週2-3回の筋力トレーニング。間欠的断食:週2日の断食または1日8-10時間の食事時間制限。薬物療法:セマグルチド2.4mg週1回、チルゼパチド5-15mg週1回、メトホルミン500-2000mg/日(生活習慣改善が不十分な場合)。