疾病予防高エビデンス
糖尿病の予防
高Evidence Level
結論
糖尿病の予防には、生活習慣の包括的改善が最も効果的である。体重5-10%の減少、週150分の中強度運動、地中海式食事やDASH食などの質の高い食事パターンが、2型糖尿病の発症リスクを大幅に低減する。前糖尿病の段階での早期介入により、糖尿病への進行を防ぐことが可能である。SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬などの新しい薬物療法は、ハイリスク患者において心血管・腎疾患合併症を24-39%減少させる。
効果と効果量
体重減少5-10%でインスリン感受性が有意に改善、HbA1cは0.7-1.3%低下。間欠的断食で体重4.56kg減少、HbA1c 0.81%改善。有酸素運動と筋力トレーニングの併用でHbA1c、BMI、血圧が有意に改善。植物性食事介入でHbA1c 1.3%改善、63%が糖尿病薬を減量可能。SGLT2阻害薬で心血管イベント12-26%減少、腎疾患24-39%減少。
推奨用量・プロトコル
運動:週150分の中強度有酸素運動+週2-3回の筋力トレーニング。食事:地中海式食事またはDASH食、低GI食、植物性食品中心の食事。間欠的断食は個別化が必要。体重管理:5-10%の減量を目標。前糖尿病では生活習慣改善が第一選択、効果不十分な場合はメトホルミンを検討。高リスク患者ではSGLT2阻害薬またはGLP-1受容体作動薬の使用を考慮。