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中エビデンス

重りを持ってジャンプすれば、サッカーが上手くなるのか?

2026年8月10日3分で読了

重りを持ってジャンプすれば、サッカーが上手くなるのか?

サッカーの練習で、ウェイトベストを着てジャンプしている選手を見たことはありませんか?「重りを持ってジャンプすれば、普通のジャンプより効果が高いはず」と思っている人も多いかもしれません。でも、本当にそうなんでしょうか?

研究が明らかにしたこと

214人のサッカー選手を対象にした6つの研究をまとめて分析した結果、重り付きジャンプトレーニングは水平方向のジャンプ力や一部の筋力向上には効果があることがわかりました。

ただし、ここが重要なポイントなんですが、垂直ジャンプ、スプリント、方向転換、敏捷性といったサッカーで必要な能力については、重りなしの普通のジャンプトレーニングでも同じくらいの効果が得られたんです。

中エビデンス

どんな研究?

214人のサッカー選手を対象に、重り付きジャンプ(ウェイトベストや軽いダンベルを持ってのジャンプ)と普通のジャンプ(ボックスジャンプやバウンディングなど)を比較した6つのランダム化比較試験をまとめて分析しました。研究の質や偏りのリスクも厳密に評価されています。

実践するなら

  • まずは普通のジャンプトレーニングから始める:ボックスジャンプやバウンディングなど、重りなしのプライオメトリックトレーニングで十分な効果が期待できます

  • 水平ジャンプ力を伸ばしたいなら検討の余地あり:週2〜3回、ウェイトベストや軽いダンベル(体重の5〜10%程度)を使ったジャンプトレーニングを試してみる価値はあります

  • 指導者と相談しながら慎重に:重りを使う場合は、フォームが崩れないよう専門家の指導のもとで段階的に取り入れることが重要です
  • 正直に言うと...

    ただし、この研究には重要な限界点があります。分析対象となった研究の質が全体的に低く、証拠の確実性も低いんです。つまり、現時点では重り付きジャンプトレーニングが普通のジャンプトレーニングより明らかに優れているとは言えない状況なんですね。

    さらに、サッカーで最も重要な能力(スプリント、方向転換、敏捷性など)については、重りの有無で差が見られなかったという点も見逃せません。わざわざ重りを持つリスクを取る必要があるのか、慎重に考える必要があります。

    まとめ

  • 重り付きジャンプは水平ジャンプ力向上には効果があるかもしれないが、証拠の質は低い

  • サッカーで重要なスプリントや方向転換能力は、普通のジャンプでも同じくらい向上する

  • まずは重りなしの基本的なプライオメトリックトレーニングから始めるのが賢明


  • エビデンスレベル:
    中エビデンス



    参考文献:
  • [Soccer Players' Physical Performance After Loaded Plyometric-Jump Training: A Systematic Review.](https://doi.org/10.3390/jfmk11030280) - Journal of functional morphology and kinesiology, 2026