クレアチンサプリを飲むと腎臓の数値が悪くなるって本当?
クレアチンサプリを飲むと腎臓の数値が悪くなるって本当?
筋トレをしている方なら、クレアチンサプリを飲んでいる、あるいは検討したことがあるのではないでしょうか?でも健康診断で「腎機能の数値が悪くなった」と言われて不安になった経験はありませんか?実は、この数値の変化には意外な理由があるんです。
研究が明らかにしたこと
26の研究、1036人のデータを統合して分析した結果、クレアチンサプリを飲むと血清クレアチニン値が平均0.14mg/dL上昇することがわかりました。クレアチニンから計算される腎機能(GFR)も平均10.75mL/分低下しました。
でも、ここからが重要なポイントです。より正確なCr-EDTA法という方法で測定すると、腎機能に変化はありませんでした。さらに、尿タンパク、アルブミン尿、血清尿素など、腎臓が傷んでいるときに現れる他の指標にも変化がなかったんです。
つまり、クレアチニン値の上昇は「腎臓が傷んでいる」のではなく、「クレアチンの代謝による見かけ上の変化」である可能性が高いということです。
どんな研究?
健康な人と慢性腎臓病患者を対象にした26のランダム化比較試験を統合分析しました。1036人の参加者のデータを、クレアチンサプリメント群とプラセボ群で比較しています。
実践するなら
正直に言うと...
この研究は複数の研究を統合したメタアナリシスで信頼性は高いですが、いくつか注意点があります。
まず、研究間のばらつき(I²=93.9%)が大きく、参加者の年齢、性別、摂取量、摂取期間などが研究によって異なります。また、長期的な影響(数年単位)については十分なデータがありません。
さらに、慢性腎臓病患者のデータは限られているため、腎機能が低下している方への影響については、さらなる研究が必要である可能性が高いです。健康な人での短期的な使用については安全性が示唆されていますが、個人差もあるため、定期的な健康チェックは継続してください。
まとめ
エビデンスレベル:
参考文献: