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高エビデンス

低炭水化物ダイエットって心臓に良いの?悪いの?

2026年7月27日3分で読了

低炭水化物ダイエットって心臓に良いの?悪いの?

「糖質制限すれば健康になれる」「脂質を減らせば痩せる」——こんな話、よく聞きますよね?でも実際のところ、どっちが正解なんでしょうか。心臓病のリスクがある人にとって、本当に効果的な食事法って何なのか気になりませんか?

研究が明らかにしたこと

心血管疾患のリスクが高い3,450人を対象にした47件の研究を統合分析した結果、どんな食事法にも一長一短があることが明らかになりました。

具体的な数値で見てみましょう:

  • 高脂質・低炭水化物食:BMI(体格指数)を0.48 kg/m²減少させた

  • ケトジェニック食(極端な糖質制限):

  • - LDLコレステロール(悪玉)を0.43 mmol/L増加
    - 総コレステロールを0.55 mmol/L増加
    - ただしHDLコレステロール(善玉)も0.12 mmol/L増加
  • 高炭水化物食:中性脂肪を0.24 mmol/L増加させた
  • 高エビデンス

    どんな研究?

    2013年から2025年までに発表された47件のランダム化比較試験を統合して分析しました。参加者は35〜75歳の心血管疾患リスクを持つ成人3,450名。各研究では、炭水化物と脂質の比率を明確に設定した食事介入が行われ、コレステロール値、体重、血圧、血糖値などへの影響が測定されました。

    実践するなら

  • 中性脂肪が高い人:炭水化物を普段の7割程度に減らし、その分タンパク質や野菜を増やす

  • LDLコレステロール(悪玉)が高い人:極端な低炭水化物食(ケトジェニック食など)は避け、オリーブオイルやナッツなど良質な脂質を中心とした食事を心がける

  • どちらも気になる人:年1〜2回の血液検査で自分の数値を把握し、医師や管理栄養士と相談しながら食事バランスを調整する
  • 正直に言うと...

    この研究は質の高いメタアナリシスですが、万能な食事法は存在しないというのが正直な結論です。低炭水化物食は体重と中性脂肪には効果的ですが、悪玉コレステロールを増やす可能性があります。逆に高炭水化物食は悪玉コレステロールは増やしませんが、中性脂肪が上がる傾向にあります。

    つまり、あなたの血液検査の結果次第で最適な食事法は変わるんです。「これさえやれば大丈夫」という魔法の食事法を探すよりも、自分の体の状態を定期的にチェックして、それに合わせて調整していくことが大切だとわかっています。

    まとめ

  • 低炭水化物食は体重と中性脂肪には効果的だが、悪玉コレステロールを増やす可能性がある

  • 高炭水化物食は中性脂肪を0.24 mmol/L増加させる傾向にある

  • 万能な食事法は存在せず、自分の血液検査結果に基づいて食事を調整することが重要


  • エビデンスレベル:
    高エビデンス



    参考文献:
  • [Cardiometabolic trade-offs of carbohydrate- and fat-focused diets: a network meta-analysis of randomised clinical trials.](https://doi.org/10.1007/s00394-026-04028-1) - European journal of nutrition, 2026