高エビデンス
お酒を飲むと胃がんになりやすいって本当?
2026年8月11日約3分で読了
お酒を飲むと胃がんになりやすいって本当?
「お酒は百薬の長」なんて言葉もありますが、一方で「アルコールは発がん性がある」という話も聞きますよね。特に日本人に多い胃がんについて、お酒との関係が気になっている人も多いのではないでしょうか。
研究が明らかにしたこと
約200万人を9〜29年間追跡した20件の大規模研究を統合分析した結果、興味深い事実が明らかになりました。全体で見ると、アルコール摂取と胃がんリスクの関連は弱いのですが、タバコを吸わない人とアジア人では状況が異なるんです。
具体的には、1日30g以上のアルコール(日本酒約1.5合、ビール750ml、ワイングラス3杯相当)を摂取すると、これらのグループでは胃がんリスクが約20%上昇することが分かりました。
どんな研究?
20の大規模追跡調査(コホート研究)のデータを統合したメタアナリシスです。約200万人を対象に、平均9〜29年間の追跡期間中に発生した8,357件の胃がん症例を分析しました。これだけの規模の研究は非常に信頼性が高いと言えます。
実践するなら
正直に言うと...
ただし、全体としてはアルコールと胃がんの関連は弱いという結果でした(1日30g以上で6%のリスク増加ですが、統計的には有意ではありません)。つまり、過度に心配する必要はないということです。
また、この研究では「なぜタバコを吸わない人やアジア人でリスクが高まるのか」という理由までは明らかになっていません。アルコールの代謝に関わる遺伝子の違いなどが関係している可能性がありますが、さらなる研究が必要です。
まとめ
エビデンスレベル:
参考文献: